立方体が転がるアニメーション3(手付けアニメーション:方法その2)

2020-02-07アニメーション

この投稿では、さきほどのやり方(方法その1)と異なる手付けアニメーションを紹介します(チュートリアル動画にはありません)。

キーフレームを削除し、立方体を初期状態に戻す

アニメーション(キーフレーム)をすべて削除する。

  • ドープシートを表示する([ウィンドウ>タイムライン(ドープシート)]、ショートカット「Shift+F3」)。

参考:すべてのトラックを表示した状態

  • 全て選択([編集>選択>全て選択]、ショートカット「Ctrl+A」)。選択状態になる。

  • タイムスライダを0Fに移動。
  • 選択しているキーフレーム(すべてのキーフレーム)を削除する(Delete)。
  • オブジェクトマネージャで立方体を「Pivot」の階層から外に出し、「Pivot」を削除する。

立方体が90°転がるアニメーション作成

位置アニメーションと回転アニメーション、それぞれのヌルオブジェクトを作成しリグを組んでアニメーションを作成する。

  • 新規ヌルオブジェクトを作成。名前を「pos」とする。
  • 立方体を「pos」の子にする。

  • 「pos」の位置アニメーションを作成する。0Fと30Fでキーフレームを以下のように打つ。
0F 30F
pos[P.X] 0cm 100cm

立方体を転がせたいが、いまのままで回転させても回転軸は中央にある。そこで、さきほどと同じように回転軸となるヌルを作成する。

  • 新規ヌル作成。名前を「pivot」とする。
  • 「pivot」の[P.X]を「50cm」に。

  • 「pivot」の子に立方体、「pos」の子に「pivot」となるようにする。

「pivot」の回転アニメーションを作成。0Fと30Fでキーフレームを以下のように打つ。

0F 30F
pivot[R.B] 90°

いま、「pivot」は「pos」の子なので、X軸に100cm移動している。この動きを打ち消すcompensateするアニメーションを「pivot」につける。

  • pivotの位置アニメーションを作成する。以下のように0Fと30Fにキーフレームを打つ。
0F 30F
pivot[P.X] 50cm -50cm

これで一回転のアニメーションが作成できた。

アニメーションのくりかえし

作成したアニメーションをくり返すことで、転がるアニメーションを作成する。

位置アニメーション

「pos」のアニメーションは一定なので、最後のキーフレームの「時間」と「位置」を変更すればよい。「pos」の位置アニメーションを、属性マネージャでキーフレームの値を変更することにする。

  • ドープシートを表示する(ショートカット「Shift+F3」)。
  • 「pos」の[位置]の30Fのキーフレームを選択。

  • 属性マネージャで「キーの値」を変更する。いま、30Fで3回転させたい。三回分の回転のための位置アニメーションを作成。[キーの時間]を「30F」から30F×3=「90F」に変更。また、100cm×3=300cm移動させたいので、[キーの値]を「100cm」から「300cm」に変更する。

ドープシードを確認。

  • タイムラインをFカーブモードに変更。

キーフレーム間のソフト補完(C4Dのデフォルト)をリニア補間に変更する。

  • 0Fと90Fのキーフレームを選択する。
  • [長さをゼロに(接線)]ボタンを押す。リニア補間に変更される。

プレビューで確認。位置アニメーションはリニア補間、回転アニメーションがソフト補完のため、回転のときの回転軸がブレてしまっている。

回転軸のブレをなくすために、今回は回転アニメーションもリニア補間に変更する。

  • Fカーブモードのタイムラインで、「pivot」を選択。[位置.X]と[角度.B]が選択状態となり、以下のようにFカーブが表示される。

  • [長さをゼロに(接線)]ボタンを押す。リニア補間に変更される。

プレビューで確認。回転軸のブレはなくなった。

回転アニメーションのくり返し

Fカーブモードのタイムラインを表示したままで「「pivot」が選択状態のまま、属性マネージャで[後 After]を「定数」から「くり返し Repeat」に変更

タイムライン表示は以下のようになる(表示をスケーリングしています)。

今回は、一回目の回転が終わったあと、2回回転をくり返したいので、属性マネージャの[くり返し repetitions]を「0」から「2」に変更

タイムライン表示を確認。

プレビューで確認。動きは問題ないが回転軸は変わらないので、ただ回転アニメーションがリピートされるだけで、立方体が転がるアニメーションにはなっていない。

立方体の回転アニメーション(コンペンセーション)

一回目のくり返しのときに立方体の「回転の値」を+90°、2回目のくり返しのときに「回転の値」を+180°すれば転がるアニメーションが作成できる。

(0F) 30F 31F 60F 61F (90F)
立方体[R.B] (0°) 90° 90° 180° (180°)