MoGraphとXpressoで作成する時計数字(1)
Cineversity Youtubeチャンネルより
以下が最終的に作りたいシーン
クローナーの[ブレンド]機能説明
今回[クローン]では、「ブレンド」モードを使用する。「ブレンド」モードはクローン間の補間を行うモード。以下で、どのように働くか検証する。
- 以下のように新規クローナーを作成し、立方体オブジェクト、球体オブジェクト、円錐オブジェクトを作成し、クローナーの子とする。[モード]と[クローン]は初期値「線形 Linear」「反復 Iterate」、[複製数]を「8」、[P.Y.]を「324cm」にする。
以下のようになる。
- [クローン]を「ブレンド」モードに。
以下のようになる。クローンの補間がなされず、効果的といえない。
- クローンを変更する。球体オブジェクトのみを残し、それを複製(Ctrl+D+ドラッグ)する。
- 複製したクローン(球体)の半径を変更する。「100cm」を「210cm」に。
以下のようになる。[ブレンド]の機能によって、ひとつめの子オブジェクトとふたつめの子オブジェクトがパラメーターにおいて補間されて、クローンが生成されているのがわかる。パラメトリックなプリミティブはすべて同じタイプでないとブレンドの機能が発揮されない。ポリゴンオブジェクトの場合は同数のポイントを持つ複数のオブジェクト間でのみ、ブレンド効果が出る。また、ブレンド機能は、スプライン間でも可能で、両方のスプラインの頂点数がおよそ同じである場合に、ブレンド効果が発揮される。
チュートリアルでは、それぞれのクローンの値を変えたり、複製数を変えたりして、ブレンド機能を確認していますが、そこは割愛。ブレンドの説明についてはここまで。
以下から実際のチュートリアルに。
テキストのブレンド
- 新規クローナー作成
- クローナー設定は[モード]を「線形]、[クローン]を[ブレンド]、[複製数]を「10」、[P.Y.]を「324cm」)
- 新規テキストスプラインを作成
- テキストスプラインをクローナーの子に。
- 属性マネージャでテキストスプラインを初期値の「Cinema 4D」から数字の「1」に。※テキストのあとに、スペースや改行がないように注意。
- オブジェクトマネージャで、テキストスプラインを複製(Ctrl+D+ドラッグ)
- 複製したテキストスプラインの値を「10」に。すると、以下のように、数字間でテキストスプラインのクローンが生成される。
参考)複製したテキストスプラインの値を「210」にすると以下のようになる。